今回は、なぜ私が料理を作るようになったのかを振り返ってみたいと思います。
一番最初に作った料理
一番最初に料理を作ったのは、小学校の家庭科の授業の時でした。
その時作った料理は、忘れもしない「ほうれん草とベーコンのソテー」でした。
バターでベーコンとほうれん草を炒め、塩コショウを振るだけ、と物凄く簡単でシンプルな料理ですが、小学生が初めて作るのには、ちょうどいい難易度だった気がします。
特にコツもテクニックも必要ないので、初めてでもそれなりに上手に出来る料理だと思います。
そして、実際に食べてみると、初めて作ったとは思えないくらい美味しく、「自分で作るとこんなに美味しいんだ!」と感動したのをよく覚えています。
マンガ『美味しんぼ』との出会い
また、忘れてはならないのが、マンガ『美味しんぼ』との出会いです。
両親が単行本を集めていて、幼いころから今でも愛読しているので、料理の知識は、ほぼ『美味しんぼ』から学んだ気がします。
この本のおかげで、食材や調味料などにも気を遣うようになりました。
さらに食べたことのない食材でも、何故かウンチクが語れてしまう、歪んだ食通気取りになってしまったのも、全て美味しんぼのおかげ?です。
育った環境
あと一番大きかったのは、育った環境でしょうか。
三人兄弟の真ん中で育った私ですが、小中高の学生だった頃、弟が少年野球チームに入っていた為、休日と言えば両親は弟の野球観戦に付きっきりで、ほとんど家に居ませんでした。
普通だったらコンビニに弁当でも買いに行くところでしょうが、私は毎週のように『美味しんぼ』で得た知識だけを頼りに、料理を作っていたのです。
(もっともその頃は、毎週のようにチャーハンばかりを作っていましたが・・・)
そうして鍛えられた料理の知識で、今では料理番組を見て美味しそうなものを見つけると真似して作って見たり、お店で食べた料理を家で再現して作れるようにまでなりました。
今では「美味しい、美味しい」と言って食べてくれる家族の為に、週末はチョコチョコ腕を振るっています。